
足立富山県人会の回顧録
北日本新聞より
「天地人」に掲載
平成13年10月21日(日)朝刊
東京富山県人の役員から、団結力が強い県が三つあるのだけれど、知っています
かと尋ねられた。富山と新潟、長野だそうだ。とりわけ富山は盛んだと言う。
〇 そう言えば、市町村ごとや東京都区内ごと、出身校ごとの県人会は数多く、
土曜、日曜日に総会や懇親会がよく開かれる。その都度、首長や議長、学校関係者ら
が出席する。○ 先日、足立富山県人会の役員会に出席することになった。新湊出身
の会長、中嶋 修さんの取材が目的だったが、役員会と重なり、是非皆に会っていって
欲しいと頼まれた。役員会では、秋の旅行の計画が練られ、来春開催する結成
五十周年記念式典、祝賀会について話し合われた。○ 持っていくお菓子の類から
費用、式典、祝賀会では会場のテーブルの位置まで一つひとつ決めていく。その熱意
に言葉が出なかった。それでも「かって会の火が消えようとした時代があった」と言う。
「消してなるものかとみんなで頑張ってきたんですよ」
○ 大都会で生き、郷里のきずなを持ちつづけるのが並大抵の苦労ではない。
若い世代の加入促進も大きな課題だ。1段落してビールが出た。郷里の思い出
呉羽山を境にして県西部、東部の文化の違い…話題は尽きなかった。標準語の
なかに時折交ざる富山弁。賑やかなひと時に苦労が偲ばれた。
最近10年のあしどり(抜粋)
(会長 中嶋 修氏の手記ー富山と東京社, 冨山県人社の校正)
〇 平成4年1月19日 創立40周年記念の式典と祝賀会を盛大に
足立富山県人会の創立40周年記念式典(併せて平成3年度総会)と祝賀会が1月19日午後5時より、東京高砂殿で来賓会員約120名が出席して盛大に催され、40周年の喜びを祝った。記念式典は丁場恵敏幹事長の司会、中山隆副会長の開会の辞に続いて、中川外行会長が「昭和27年に愛郷の有志によって結成され、歴代会長はじめ会員各位のご努力で年々発展を続け、ここに40周年を迎えられたことは欣快の極みである。諸先輩のご苦労を無にしないためにも、愛郷の美しい心の輪を広げ、ますます発展させたい」と式辞を述べた。
続いて中嶋修副会長より40年の経過報告ののち、感謝状が中川会長より、個人も含む歴代会長の9氏に記念品とともに贈呈され、受賞者を代表して8代会長の長瀬由木夫顧問より謝辞があり、続いて来賓の連合会代表の村田正夫副会長より40周年の祝詞とともに「連合会は貴会を重要メンバーとして位置づけている。中川会長を頂点に繁栄を祈念する」と述べたのち、東京富山県人会昭和会の東豊昭幹事長が綿貫民輔会長メッセージを代読、来賓紹介祝電披露ののち、宮森章幹事の閉会の辞で記念式典を終え、平成3年度総会に移り、中嶋副会長より、平成3年度決算および事業報告、酒井健有監査の監査報告を拍手で承認して総会を終了した。
小憩後、別室の鶴の間で祝賀会が催され、中嶋副会長の司会のもと、山田仁袷幹事の開会の挨拶、中川会長の挨拶と続き、来賓の藤田満蔵葛飾区県人会長、石坂敏夫東京滑川会会長より祝辞が述べられ、鏡開きに移り村田連合会副会長、中川会長、高嶋誠富山県人社社長、富山と東京社土肥光夫氏の各氏により掛け声も勇ましく行われ、荒木知徳顧問の発声で乾杯賑やかに開宴した。
会場は祝杯が交わされ、華やいだ雰囲気に包まれ、アトラクションの司会をお馴染み横山あきおさんが担当、第1部は会員有志による越中民謡も含む民謡ショー、第2部は浜陽子ショーがステージを飾り、再び会員有志で越中おわらの唄と踊りなどで盛り上り、豪華景品の当る福引抽選会が行われ名残尽きぬなか、長老格の仲西修二氏の中締め、宮森幹事による万歳三唱があり加門明幹事の閉会の辞で、午後9時、盛会裏に祝賀会の幕がおろされた。
〇 平成11年1月17日 第47回総会と新年会
足立富山県人会第47回総会と新年会が1月17日、西新井大師門前中田屋本館で53名が出席して開かれた。総会は齋藤正副幹事長の司会で開会、中嶋修会長が挨拶し議事に入った、山田仁袷副会長が事業報告、奥田晃作会計が会計報告、松井弘会計監査による監査報告が了承された。来賓の無籐幸雄連合会常務理事、森田章葛飾区富山県人会会長、中田澄雄墨田区富山県人会幹事長らが祝辞を述べ、宮森章幹事の閉会の辞で終了した。
新年会に移り加門明幹事長が司会、中嶋会長が「テレビで百歳の長寿者が、腹を立てず心はまるく、おのれは小さく、人は大きくと話された。今日は大いに笑って歌って踊って過ごしましょう」と新年の挨拶をした。荒木知徳顧問の乾杯の発声で開宴。中川外行顧問の近況報告、祝電が披露された。
江戸中期創業の会場はお正月にふさわしく華やいだ雰囲気のなか歓談で賑わった。長瀬由木夫顧問の手締め閉会の挨拶で散会した。
○ 平成11年9月12日 いわき温泉、塩屋岬を訪ねて
足立富山県人会恒例の日帰りバス旅行が9月12日に開催され、美空ひばり由緒りの塩屋岬、かっての炭鉱の町いわき湯本温泉を訪ねて初秋の常磐路を楽しみ親睦を深めた。朝8時竹ノ塚駅前を出発した一行44名は首都高より常磐道に入り、まだ真夏を思わせる陽射しの中一路いわき湯本インターに向った。
車中では、加門明幹事長が司会をつとめ、中嶋会長の朝の挨拶にはじまり、加門幹事長よいり、行程の説明と注意事項が伝達されたところで、参加者全員による自己紹介に入り車内もスッカリ寛ぎ、歓談にあるいは窓外を過ぎる常磐道ならではの太平洋の眺望を楽しむ。いわき湯本インターで降りたバスは、この日最初の目的地〃国宝願成寺白水阿弥陀如来堂〃に向かい平安末期の優雅な宝形造り柿葺きの屋根にしばし足をとめ、復元された浄土式庭園を楽しんだ。再びバス戻った一行は、JR湯本駅近くの〃いわき市石炭化石館〃に到着、かつての常磐炭田の採掘の歴史と市内で発掘された化石をはじめ、地球の歴史を示す世界各地の化石資料を見学したところで丁度12時。
この日の昼食は、湯本駅前のホテルうお昭で。バス旅行恒例の昼食をかねた小宴が開かれ、中嶋会長、中川顧問からの挨拶、長瀬顧問の乾杯発声で賑やかに開宴。小名浜漁港を間近にする同地のこと、海の幸を肴に杯を重ねるうち余興タイムにはいり越中おわらに踊りも入り、さらには数々の民謡に歓を尽くし、予定の時間を延長する盛況のうちに小宴を閉じ、その間温泉で夏の疲れを癒す者もあり、思いで多きひとときであった2時半一行は塩屋岬に向った。
塩屋岬灯台の近くにはご当地ソング「みだれ髪」を歌った美空ひばりの記念歌碑がある。歌碑のまえでは「みだれ髪」のBGMが聞かれ又全員で記念撮影、一同ご機嫌なうちに、最後の行程小名浜港に向かい、魚市場でキトキトのお土産を仕入れ、帰路についた。バスのなかでは先ほどの美空ひばりの歌声に誘発されてか賑やかにカラオケを楽しみ午後8時楽しかった旅の思い出とともに全員無事に帰着した。
〇 平成14年1月20日 創立五十周年を迎え盛大に記念式典と祝賀会
足立富山県人会は創立50周年記念の総会および式典と祝賀会を区内保木間の東京高砂殿で92名参加で盛大に催し、50周年の喜びを分かち合い祝った。まず第五十回総会は齋藤正幹事長の司会進行により、同氏が十三年度事業および会計報告、宮森章監査が監査報告を行い、それぞれ了承して総会を終了した。
引き続き、五十周年記念式典に移り、中嶋修会長が挨拶に立ち「本日、創立50年を迎え慶びに堪えない。ふるさと冨山は千古の雪を頂く立山連峰を背に7つの大河が注ぎ入る有磯の海、豊かな自然に恵まれている。当県人会は郷里を同じくする者の心の拠りどころとしての会、60年、70年と引き継がねばならない」と式辞を述べた。
続いて、来賓の福居章連合会副会長より祝辞とともに健康は何にものにも優る宝である、との挨拶、村田正夫台東区県人名誉会長より、半世紀にわたる歴史は尊い。当会に学ぶ点が多くある。と祝辞がそれぞれ述べられ、祝電の披露と来賓が紹介された。
ここで五十周年記念対談が横山あきおさんの司会により、長瀬由木夫、荒木知徳、中川外行顧問(元会長)、中嶋修会長の4氏で催され、貴重な回顧談と所感で賑わった。さらに50周年の経過を配布資料によって振り返り、思い出を新たにしたところで記念式典を終了した。
小憩後別室の飛鳥の間での祝賀会に移り、司会の加門明副会長の開会挨拶に続いて、中嶋会長より「長い人生に於いて多くの人と出会うが、とりわけ県人との出会いを大切にして50周年を迎えた喜びを皆様と分かち合いたい」と述べ、来賓の森田章葛飾区県人会長の祝辞ののち、鏡開きが福居連合会副会長、長瀬、荒木、中川各顧問、中嶋会長により掛け声勇ましく行われ、中田澄雄墨田区県人会長の発声で乾杯、賑やかに開宴した。
会場は五十周年を寿ぐ雰囲気に包まれ、祝杯が交わされるなか、やがてアトラクションタイムとなり、司会に横山あきおさんが登壇、まず、勇壮な獅子舞が来賓の北田文雄葛飾区副会長、北田隆義同会青年部長によって披露されつづいて会員有志が越中民謡を含む民謡ショウでステージを飾り、拍手が湧く。
なおも歓談で賑わう会場は、本場八尾仕込みの越中おわらの唄と踊りが高尾社中によって披露されて盛り上がり、場内の輪踊りでクライマックスを迎えた午後8時半過ぎ、増田五子幹事のリ−ドで「故郷」を斉唱、山田仁袷副会長による中締め、宮森章監査、高田清一、仲西修二両長老の万歳三唱でしめくくり、五十周年祝賀会が盛況のうちに終了した。
〇 平成14年11月3日〜4日 湯の花草津ともみじの万座の旅
足立富山県人会恒例の旅行会が、11月3日〜4日、上州草津の湯と万座を訪ねる一泊二泊の行程で楽しみ、会員親睦交流の絆を深めた。11月3日朝8時竹ノ塚駅前で一行を乗せたバスは外環道を経て関越道から上信越道に入り、碓氷軽井沢ICで降りて軽井沢町に入り、午前11時過ぎ浅間山山麓鬼押出し園に到着した。
浅間噴火のときの溶岩流の爪痕に強烈な印象を受ける。折りしも晴天なれども、浅間降しの強風に浅間を覆う粉雪が降り注ぐ幻想的な光景に、自然界の凄まじさに強い感動を受ける。鬼押出し園内施設で併催の「つまずいたっていいじゃないか、にんげんだもの」で有名な相田みつを展をおまけに、賑やかな昼食をとり、午後2時、バスは浅間白根山ハイウエーより万座唐沢口〜万座ハイウエーに向った。
時折降り注ぐ粉雪と色鮮やかな紅葉とのコントラスト、初めての体験に車中も騒然、ただただすばらしいの一言だった。バスは途中草津白根の山頂の横を経て硫黄臭でいっぱいの地獄谷を下り午後4時草津温泉おおるりホテルに到着。
早速ホテル自慢の温泉につかり、日頃の疲れを癒す。さて、それからのお目当てはお楽しみ大宴会。中嶋会長の挨拶に続いて加門副会長、齋藤幹事長の両氏の司会進行で始まり、越中民謡シリーズと共に、宿泊部屋七部屋によるカラオケ対抗歌合戦で、大変な盛り上がりを見せ、宴会は予定時間を超過する盛況だった。
翌11月4日も快晴、ホテルを午前九時に出発したバスは、吾妻渓谷沿いに渋川方面に向かい、昨日に続いてこの日も粉雪と紅葉による絶景、榛名山麓を廻る紅葉狩りを楽しみ途中水沢観音を参拝ののち、上州名物のうどんを賞味して昼食を済ませ、渋沢伊香保ICから関越道に入り首都高を経て午後6時北千住と竹ノ塚に到着。全員無事、好評裡に秋の一泊旅行会が散会となった。
〇 平成15年1月19日 「新生」足立富山県人会 第51回総会と新年会
足立富山県人会の第51回総会と新年会が、1月19日午前11時半より、初詣で賑わう西新井大師門前の中田屋本店で催され友好県人会代表ら来賓会員55名が出席して新春を寿ぎ親睦交流を深めて盛会だった。
第1部総会は齋藤正幹事長の司会進行ではじまり、まずは中嶋修会長より新春の祝詞と共に歓迎の言葉が述べられ、併せて新時代に向けてのホームページの開設を約束披露し、更にふるさと冨山がPRする「日本の元気は冨山から」をメンテーマに、ビタミン、バイタリテ−、ボランテイアりーの3つの意味を込めた〃トヤマケンV〃を紹介して、若手会員の掘り起こしを要請する挨拶を述べ総会議事に入った。
中嶋会長を議長に推して進行の議事は、奥田晃作会計の事業並びに収支会計報告と共に松井弘、宮森章両会計監査による監査報告を拍手で承認の後、任期満了に伴う役員の改選につき中嶋会長が説明の上、4名の新幹事起用(最新会報参照)のほか全員の留任を提案し満場の承認を得て議事を終了した。
ここで来賓の紹介と挨拶に移り、来賓代表して連合会の荒木立夫事務局長、森田章葛飾区県人会会長、の両氏が祝辞挨拶を述べ加門明副会長の閉会の辞で第1部総会次第を終了した。
第2部新年会は加門副会長が引き続き司会役を務め、長瀬由木夫顧問乾杯発声により、賑やかに開宴となった。お大師様門前とあって、毎年参会の皆さんも初詣を兼ねて来られる方も多い。時折響く梵鐘の音を耳に、会場自慢の料理を肴に杯を重ね新春の話題も弾むなか余興タイムに入る。
いつもながら芸達者な会員諸氏のこと、地かたから唄い手まで揃って1般民謡から越中おわらまで、見事に興を添えて楽しむ午後3時前、齋藤日出子幹事のリードにより、長老格の高田清一、仲西修二、津島信子の3氏による万歳三唱で目出度く新年会を締めくくり、盛会裡に散会となった。
〇 平成15年8月16日 〃ビアパーテーせんまいか〃盛大に
足立富山県人会は8月16日午後5時より、区内西新井駅近くの江戸一西新井館で恒例になったビアパーテーの第2回を催し、90歳の長老、清水直作さん、津島信子さんのお二方を筆頭に会員ら63名が参加、元気に親睦交歓のひと時を過ごし盛会だった。
会は齋藤正幹事長の司会で始まり、まず中嶋修会長が、本日はラフな格好、ラフな気持ちで、田舎に帰ったつもりになって冨山弁で歓談し、不景気、冷夏を吹き飛ばそうと気炎をあげ、長瀬由木夫顧問の乾杯発声で賑やかに開宴となった。冷たいビールのジョッキを傾けながら、談笑で賑わうなか、やがて演芸タイムにとなだれ込む。越中おわら節、踊りにカラオケ大会と盛り上がり、大変な賑わい。
なおも存分に歓を尽くすうち会は何時しか終盤。足立富山県人会のエンデングテーマとなっている〃星影のワルツ〃を会長を中心に輪になって歌い、県人の絆を確かめあったのち、荒木知徳顧問の万歳三唱、加門明副会長の閉会挨拶で締めくくり名残りを惜しみつつ盛会裡にお開きとなった。
〇 平成15年10月18〜19日 那須、あぶくま洞探検の旅
足立富山県人会恒例の一泊バス旅行は10月18,19日「那須高原、あぶくま洞探検の旅」を企画。1行32名は北千住7時半、竹ノ塚8時に出発、東北縦貫道で一路日光へ、車中は齋藤幹事長の司会で中嶋会長の朝の挨拶、全員の自己紹介で楽しく進行した。
今市インターで降り日光へ、ガイド付きで輪王寺、東照宮、鳴き龍など2時間掛けての拝観で、歴史を追っての説明には全員満足して聞いていた。日光から竜王峡へ向かい、山の幸で昼食。那須の紅葉を眺めながら那須高原ホテルアズマへ到着した。温泉につかって旅の疲れを癒し、お目当ての宴会。
加門副会長の名司会で中嶋会長の挨拶、松岡越中おわら節同好会代表の乾杯で開宴。おわら節、カラオケととどまることなく続き、フィナ−レには輪になって「星影のワルツ」を歌い、、余韻を残して会長の部屋で夜更けまで二次会を楽しんだ。
翌朝8時半にホテルを出発。もみじラインを満喫し、あぶくま洞へ。想像を超えた不思議がいっぱい、地底ファンタジーあぶくま洞、幾千万年の時間を掛けて創られた鍾乳洞では全長600mの洞内を探検した。帰途は小名浜で海の幸での昼食、買い物を済ませ、常磐道で北千住、竹ノ塚午後7時無事到着、解散となった。